【Meは浪人生】No.1106 カプ・アズサ
どうも、Meです。
いち早く某大学の二次試験を終えたので報告することにしました。
なお、記事タイトルに【Meは浪人生】とありますが、別に浪人すると決まったわけではありません。また、【Meはポケモンマスター】というブログタイトルですが僕はポケモンマスターじゃありません。
どちらも(になるかもしれない)という部分を省略しているのです。
さて、本題に移りましょう。
先日、僕は某大学の二日かけて行われる二次試験を受けました。
僕は受験を前にしているにもかかわらず、毎週ポケモンセンターに通って悪の組織のボスとツーショットを撮り、がにゅーオフに向けてShowdownを回しながらメガヘラクロス軸の構築を組み、発売前にもかかわらずブログでVGC2017の考察をするような有様。
当然クソみたいな結果で二次試験を終え、僕はすぐさま頭を切り替えてポケモンセンターに向かおうとしました。
(さて、今日はギンガ団ボスのアカギさまとツーショット撮るか。これで悪の組織のボス全員とツーショット撮れたな)、と。
しかし、僕がその日ポケモンセンターに行くことはなかった。
同じく受験を受けていた人(以降彼をCRUISE BACKPACK PRO、略してCBPとする)と会ったからだ。
飛行機の規格ギリギリの、彼を象徴する巨大なバックパック。定価は税抜き38000円。
CBPは家に帰るまで暇があるそうで、そこで僕は一緒にポケモンセンターに行かないかと提案した。
答えは
「ポケモンセンター?? 君は昨日見当たらなかったけど、まさか昨日もポケモンセンターに行っていたのか?」というものだった。
はっはっは、冗談を。昨日僕は普通に帰ったよ。
詳しく聞くと、どうにもポケモンセンターみたいな目立つ場所はTwitterとかに写真がアップされて、それに写ってしまうと特定される恐れがあるからだとか。
海外に留学していたCBPは、日本に帰ると偏差値70を超える高校で通常不可能な転入をして、その上いくつもの部活を掛け持ちして生徒会にも所属し、米国の州立大学からもお誘いが来てるという、とんでもない経歴の地元じゃ有名な人間だそうで(ただし、州立大学は地元贔屓で、外部の人間には高額の学費を吹っ掛けるから実質行けないそうだが)
場所は地下鉄の電車内に移る。
CBPはポケモンセンターには行きたくないそうだが、僕に興味はあるようで、話せるならずっと話したいそうだ。
僕としてもCBPの話は聞きたいので、ポケモンセンターは諦めて一緒に食事に行くことを提案した。
「ポケモンセンターに行かないのなら全然いい、食事に行こう」
という訳で僕とCBPは博多駅の近くにある某ラーメン屋に行くことにした。
CBPは郵便局で荷物を送る必要があったそうだが、そちらは後回しで構わないそうだ。
・移動中にした話
CBP「それにしても、某大学はとんでもない。男の実質倍率は20倍だ。女ならアップの綴りが書けなくても受かるのに。」
Me「全くだね、何で僕はここを受けてしまったんだか。」
CBP「僕も、同じ日に試験がある上智大学に行くべきだったと思ったよ。」
Me「君ならハーバードとかのアイビーリーグにも行けそうだけどねー。金銭面でも給付制の奨学金があるし、問題なく行けると思う。」
CBP「ありがとう。」
ラーメン屋に到着。
僕もCBPも普通のラーメンの硬麺を選択した(ついでに僕は餃子も頼んだ)。
この時はCBPが僕よりも先にラーメンの金券を渡していたので硬麺を頼んでいたことはわからなかったのだが、後に彼が替え玉を頼んだ時にそれがわかった。
Me「硬麺……やるな。」
CBP「博多の豚骨ラーメンは硬麺が一番だと有名だろう。」
Me「僕が今まで見てきた県外の人間は、それすら知らなかったよ。」
ただし、彼は一つだけミスをしていたのだが。
替え玉のタイミングを。
麺を食べ終わってから替え玉を頼むとスープが冷めてしまうので、麺を食べ終わる前から替え玉を頼むべきだったのだ。
まあ、CBPは替え玉頼むかどうか迷ってたから結果論なんだけどね。
さて、僕とCBPはお互いに試験で書いたレポートのコピーを見ることにした。
四人が座ることができるテーブルの片側に大量の紙が展開される。
CBP「しかし、君は本当にいい場所を選んだね。センスがある。」
Me「ん、何が?」
CBP「自然に紙を置くことができるスペースがあって、ラーメンも安くておいしい。」
Me「ああ、紙を置くスペースについて考慮したわけじゃないんだけどね。」
CBP「それは失礼した。」
Me「いや、どんどん褒めてくれて構わんよ。……ここのラーメンは観光客向けの高いラーメンじゃないから、初対面の人をよく連れて来るんだ」
さて、CBPのレポートの内容についてだが、内容が専門的で凄かった。ただし、相当誤字が多かったし字も汚かった。本人はそのことを気にしているようだが、彼には留学して海外に居た時間が長いから仕方ないとも言える。
対するMeのレポートは途中までしか書かれていない、白紙の目立つレポートだ。そして、
CBP「何故ここまで白紙が多いんだ……?あと、何で一枚目は話し言葉なんだ」
Me「あー、普段から文字を書かないものでね。話し言葉になってたのは、この本を参考にしたからだ(デール・カーネギーの話し方入門を取りだす)。」
CBP「そりゃそうなる。けど……構成と着眼点は僕よりも凄い。恐らく君は思いつけばすぐに書けるタイプだろう。文章の書き方さえ習えば……化ける。」
Me「ありがとう。お世辞ではないよね?」
CBP「僕がお世辞を言って何の得がある。君に何の才能も見出してなければ、僕はこんな所でラーメンなんか食べずに帰ってたよ。」
Me「そりゃそうか。君自身お世辞を言う人間は好きじゃないようだから、他人にお世辞は言わないか。」
話題は移り
CBP「しかし、あの時の討論は酷かった。君、討論の記録書いてないか?」
Me「書いてある。……これかな。いや、エジプトの件は本当に済まない」
CBP「……、……、しかし、文字に起こしてみると、本当に酷いな。僕がしたトルコの話から、別の方向に話題が逸れてしまった。」
Me「話題が逸れていっているのは僕も感じた。」
CBP「君もそこは感じていたか。しかし、これは僕も君も含めてグループ全員落ちたな。」
グループ、というのは討論のグループのことだ。
一つのグループの人数は15人なのだが、CBP曰く討論の行く末によってグループ全体の未来が決まると言っても過言ではないらしく、自分たちの所属しているグループの討論は失敗したのだという。
Me「ま、君ほどの人間が言うのならそうなんだろう。受かったらラッキーくらいに考えることにするよ。」
CBP「そうするといい。」
そこで僕たちは長話を終えた。
ラーメンを食べ終わっても水だけで居座り続けたのは店員さんに申し訳ないが、せめて笑顔で感謝の気持ちは伝えた。
CBP「さて、僕はこれから帰るが君はどうする?」
Me「僕も帰ることにするかな。ああそうだ、一応連絡先を交換しておかないか?」
CBP「分かった。一言何か送っておいてくれ」
僕が送った一言、それは
みー
さーて、浪人する羽目になりそうだけど今後どうするかねえ?