Meはポケモンマスター

主にポケモンのWCSルールの考察記事をアップしていきます。

【VGC2019】あられスタンダード

はじめに

 今年の予選に関する詳細が一切公表されず業を煮やしたので、特に実績があるわけでもないですが構築を公開することにしました。おもにShowdownで運用している構築ですが、レートは1850前後で安定しています。編集が面倒なので画像は使用しておらず、文章だけの記事となっておりますが、その点は目をつぶってくださると嬉しいです。

構築経緯

 VGC2020においては安定度が高い構築を組むのが難しく、また対面重視のビートダウンが幅を効かせているルールだと私は考えています。八世代では素早さ操作が即座に反映される仕様に変更されたため、唯一優先度+1で「おいかぜ」が使用できるエルフーン及び、同じく優先度+1で「でんじは」を使用できるオーロンゲが幅を効かせるようになりました。しかし、スタンダードというアーキタイプの構築においてはサポートに特化したポケモンを使用することがあまり好ましくなかったため、一体一体の単体性能が高く、プレイングの自由度を広げられるような六体を模索することとなりました。そうして最初に選び出したのが、ミロカロスバイバニラの二体でした。

 環境の主流であるエルフーンを起点とした追い風ビートダウンに対応する上で、手数をかけずに安定して襷エルフーンを処理ことが求められました。エルフーンそのものはさほど火力もないために脅威とは言えませんが、処理が遅れれば嘘泣き+隣ポケモンダイマックス技で一対一交換くらいには持ち込めるスペックがあります。後述する型のミロカロスは元々の特殊耐久が高く、ダイアイスの一撃で襷エルフーンであっても即座に処理することが可能であり、取り巻きとして採用されることが多いリザードン、ジュラルドン、ウオノラゴン、ガラルヒヒダルマといった面子の攻撃を二発耐えつつ相手を一撃で倒せる性能があることを評価しました。バンドリやドラパキッス、トリルドサイドンコータスといった主要な並び・構築に対しても強く、非常に汎用性が高いことも評価の一因です。

 バイバニラもまた手数をかけずにエルフーンを処理することができるポケモンの一つであり、ミロカロスでは突破が面倒なウオノラゴンやトリトドン、ルンパッパをフリーズドライの一撃で即座に処理することができ、霰展開によって天候を奪いながら二体で全体技のふぶきを使うプランも取れるといった優秀なポケモンです。受け出しこそできませんが、先発・後発問わずに運用することができ、火力も高いために放置されず、環境的にも非常に刺さる機会が多いポケモンだと思います。今までのルールではスタンダードに組み込まれるポケモンではありませんでしたが、このルールにおいてはダイマックスせずに戦えるアタッカーが貴重であり、その中でもトップクラスに行動の自由度が高い点を評価しています(ガラルヒヒダルマやウオノラゴンと比較すると、行動の自由度に歴然とした差がある)。

 ここまでに軸としてミロカロスバイバニラの二体が決まりましたが、残りの四体中の三体は汎用性が高く、どんな構築に対しても互角以上に戦えるポケモンにすべきだと考えました。そうして採用するに至ったのがトゲキッス、ドラパルト、ウインディの三体でした。みなさんご存じの通り、この三体は常に採用率の上位に君臨し、仮にランクを付けるならばSかAにはなるポケモンです。このゆびとまれによる高いサポート性能を持ち、単体での運用も十分可能な性能を持つトゲキッスと、出すだけで相手の物理型ポケモンを弱体化させることができ、バークアウトで特殊型ポケモンを腐らせることもできるウインディ。そしてトゲキッスとのシナジーが非常に高く、このルールにおいてトップクラスの単体性能を持つドラパルトの三体は、スタンダードな構築を組む上では特に有力なポケモンだと考えています。

 残りの一体は補完枠としてカビゴンドリュウズの二体で迷い、現在は岩タイプの一貫性やゲームの進行速度を鑑みてドリュウズを採用しています。カビゴンは対トリックルーム性能が高く、一応は多くの構築に出すことができるポケモンではありますが、積み技を使用しなければ火力が出ず、あくびを使用してもやはりゲームの展開速度がほかのポケモンと比べて遅いのが問題です。その点を考慮するとやはりドリュウズなのだろうと考えましたが、ドリュウズドリュウズで霰との相性があまり良くなく、この枠に採用すべきポケモンが何であるかは未だに分かりません。

 こうして決まった六体はミロカロスバイバニラトゲキッス、ドラパルト、ウインディドリュウズの六体です。次に個別解説へと移ります。

個別解説

トゲキッス @ ラムのみ
特性: てんのめぐみ
努力値: H4 / C252 / S252
性格: おくびょう
- エアスラッシュ
- マジカルシャイン
- このゆびとまれ
- まもる

 このポケモンを運用する上で多くの考察を重ねた末に、この技構成、持ち物、努力値配分が最適であるという結論に至りました。まず第一に、トゲキッスダイマックス運用と非ダイマックス運用を両立できる型が最も強いと私は考えています。何故ならトゲキッスダイマックスすれば有利に立ち回れる相手とダイマックスしなければ有利に立ち回れる相手が均等にいるポケモンであり、仮に片方の仮想敵を相手に出来なければ不利を被ることとなります。よく「エアスラッシュ/マジカルシャイン/かえんほうしゃorねっぷう/このゆびとまれ」という技構成のトゲキッスが居ますが、非ダイマックス時にこのゆびとまれを使う必要がなく、かつ相手の攻撃から身を守りたい盤面で「まもる」がないと無駄死にすることになるため、まもるは必ず入れておきたい技だと思います。また、「エアスラッシュ/あくび/このゆびとまれ/まもる」といったサポート特化型のトゲキッスも居ますが、そうした型のトゲキッスダイマックス権を切る選択肢が事実上打ち切られており、またラムのみなどで催眠対策を行っている相手に対して無力なので、あまり好ましい型ではありません。そのため、技構成としては「エアスラッシュ/マジカルシャイン/このゆびとまれ/まもる」が最適であると私は考えています。なお、トゲキッス努力値配分ですが、じゃくてんほけん型のような大幅に火力を上げられる型でなければ、耐久よりは火力・素早さに振る方が好ましいと私は考えています。何故ならばトゲキッスの火力と素早さは努力値を割かない限り中の下程度の数値しかありませんが、逆に耐久面では努力値を割かなくても中の上くらいの数値は保証されているからです。火力と速さがないのにダイマックスしても仕方がないため、努力値配分はこれで正解だと思います。持ち物にはラムのみを採用していますが、トゲキッスというポケモンこのゆびとまれを使用する関係で頻繁に状態異常技が飛んでくるため、発動機会が多いからです。このゆびとまれを使用しない場合であってもトゲキッスミラーのあくびやオーロンゲのでんじは、バタフリーのねむりごな等がよく打たれるので、トゲキッスのラムのみは構築全体の安定性を高める上でもいい選択だと考えています。

ドラパルト @ じゃくてんほけん
特性: クリアボディ
努力値: A252 / D4 / S252
性格: ようき
- ドラゴンクロー
- ゴーストダイブ
- アクロバット
- まもる

 疲れたので省略。

ウインディ @ オボンのみ
特性: いかく
努力値: H252 / D4 / S252 
性格: おくびょう
- かえんほうしゃ
- しんそく
- バークアウト
- まもる

 以下同文。

ミロカロス @ いのちのたま
特性: かちき
努力値: H164 / C252 / S92
性格: ひかえめ
- だくりゅう
- ふぶき 
- マッドショット
- まもる

 ひかえめに言って強いです。マッドショットはダイマックス時にジュラルドンとの殴り合いで強くなれる優秀な技であり、非ダイマックス時にもS操作技として使えます。それはそうとして疲れたよパトラッシュ。

ドリュウズ @ とつげきチョッキ 
特性: かたやぶり
努力値: A252 / D4 / S252
性格: ようき
- アイアンヘッド
- 10まんばりき
- じしん
- いわなだれ

 省略。

バイバニラ @ きあいのたすき
特性: ゆきふらし
努力値: H4 / C252 / S252
性格: おくびょう
- ふぶき
- フリーズドライ 
- こおりのつぶて
- まもる

 略。

 

基本選出

 、

おわりに

 約三時間で三千文字オーバーの記事は無理がある。仮にやる気が出れば後日更新するかもしれませんが、やる気が出るかは分からないです。

 ↓ 追い詰められた僕は多分こうなる。

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