Meはポケモンマスター

主にポケモンのWCSルールの考察記事をアップしていきます。

【VGC2019】あられスタンダード

はじめに

 今年の予選に関する詳細が一切公表されず業を煮やしたので、特に実績があるわけでもないですが構築を公開することにしました。おもにShowdownで運用している構築ですが、レートは1850前後で安定しています。編集が面倒なので画像は使用しておらず、文章だけの記事となっておりますが、その点は目をつぶってくださると嬉しいです。

構築経緯

 VGC2020においては安定度が高い構築を組むのが難しく、また対面重視のビートダウンが幅を効かせているルールだと私は考えています。八世代では素早さ操作が即座に反映される仕様に変更されたため、唯一優先度+1で「おいかぜ」が使用できるエルフーン及び、同じく優先度+1で「でんじは」を使用できるオーロンゲが幅を効かせるようになりました。しかし、スタンダードというアーキタイプの構築においてはサポートに特化したポケモンを使用することがあまり好ましくなかったため、一体一体の単体性能が高く、プレイングの自由度を広げられるような六体を模索することとなりました。そうして最初に選び出したのが、ミロカロスバイバニラの二体でした。

 環境の主流であるエルフーンを起点とした追い風ビートダウンに対応する上で、手数をかけずに安定して襷エルフーンを処理ことが求められました。エルフーンそのものはさほど火力もないために脅威とは言えませんが、処理が遅れれば嘘泣き+隣ポケモンダイマックス技で一対一交換くらいには持ち込めるスペックがあります。後述する型のミロカロスは元々の特殊耐久が高く、ダイアイスの一撃で襷エルフーンであっても即座に処理することが可能であり、取り巻きとして採用されることが多いリザードン、ジュラルドン、ウオノラゴン、ガラルヒヒダルマといった面子の攻撃を二発耐えつつ相手を一撃で倒せる性能があることを評価しました。バンドリやドラパキッス、トリルドサイドンコータスといった主要な並び・構築に対しても強く、非常に汎用性が高いことも評価の一因です。

 バイバニラもまた手数をかけずにエルフーンを処理することができるポケモンの一つであり、ミロカロスでは突破が面倒なウオノラゴンやトリトドン、ルンパッパをフリーズドライの一撃で即座に処理することができ、霰展開によって天候を奪いながら二体で全体技のふぶきを使うプランも取れるといった優秀なポケモンです。受け出しこそできませんが、先発・後発問わずに運用することができ、火力も高いために放置されず、環境的にも非常に刺さる機会が多いポケモンだと思います。今までのルールではスタンダードに組み込まれるポケモンではありませんでしたが、このルールにおいてはダイマックスせずに戦えるアタッカーが貴重であり、その中でもトップクラスに行動の自由度が高い点を評価しています(ガラルヒヒダルマやウオノラゴンと比較すると、行動の自由度に歴然とした差がある)。

 ここまでに軸としてミロカロスバイバニラの二体が決まりましたが、残りの四体中の三体は汎用性が高く、どんな構築に対しても互角以上に戦えるポケモンにすべきだと考えました。そうして採用するに至ったのがトゲキッス、ドラパルト、ウインディの三体でした。みなさんご存じの通り、この三体は常に採用率の上位に君臨し、仮にランクを付けるならばSかAにはなるポケモンです。このゆびとまれによる高いサポート性能を持ち、単体での運用も十分可能な性能を持つトゲキッスと、出すだけで相手の物理型ポケモンを弱体化させることができ、バークアウトで特殊型ポケモンを腐らせることもできるウインディ。そしてトゲキッスとのシナジーが非常に高く、このルールにおいてトップクラスの単体性能を持つドラパルトの三体は、スタンダードな構築を組む上では特に有力なポケモンだと考えています。

 残りの一体は補完枠としてカビゴンドリュウズの二体で迷い、現在は岩タイプの一貫性やゲームの進行速度を鑑みてドリュウズを採用しています。カビゴンは対トリックルーム性能が高く、一応は多くの構築に出すことができるポケモンではありますが、積み技を使用しなければ火力が出ず、あくびを使用してもやはりゲームの展開速度がほかのポケモンと比べて遅いのが問題です。その点を考慮するとやはりドリュウズなのだろうと考えましたが、ドリュウズドリュウズで霰との相性があまり良くなく、この枠に採用すべきポケモンが何であるかは未だに分かりません。

 こうして決まった六体はミロカロスバイバニラトゲキッス、ドラパルト、ウインディドリュウズの六体です。次に個別解説へと移ります。

個別解説

トゲキッス @ ラムのみ
特性: てんのめぐみ
努力値: H4 / C252 / S252
性格: おくびょう
- エアスラッシュ
- マジカルシャイン
- このゆびとまれ
- まもる

 このポケモンを運用する上で多くの考察を重ねた末に、この技構成、持ち物、努力値配分が最適であるという結論に至りました。まず第一に、トゲキッスダイマックス運用と非ダイマックス運用を両立できる型が最も強いと私は考えています。何故ならトゲキッスダイマックスすれば有利に立ち回れる相手とダイマックスしなければ有利に立ち回れる相手が均等にいるポケモンであり、仮に片方の仮想敵を相手に出来なければ不利を被ることとなります。よく「エアスラッシュ/マジカルシャイン/かえんほうしゃorねっぷう/このゆびとまれ」という技構成のトゲキッスが居ますが、非ダイマックス時にこのゆびとまれを使う必要がなく、かつ相手の攻撃から身を守りたい盤面で「まもる」がないと無駄死にすることになるため、まもるは必ず入れておきたい技だと思います。また、「エアスラッシュ/あくび/このゆびとまれ/まもる」といったサポート特化型のトゲキッスも居ますが、そうした型のトゲキッスダイマックス権を切る選択肢が事実上打ち切られており、またラムのみなどで催眠対策を行っている相手に対して無力なので、あまり好ましい型ではありません。そのため、技構成としては「エアスラッシュ/マジカルシャイン/このゆびとまれ/まもる」が最適であると私は考えています。なお、トゲキッス努力値配分ですが、じゃくてんほけん型のような大幅に火力を上げられる型でなければ、耐久よりは火力・素早さに振る方が好ましいと私は考えています。何故ならばトゲキッスの火力と素早さは努力値を割かない限り中の下程度の数値しかありませんが、逆に耐久面では努力値を割かなくても中の上くらいの数値は保証されているからです。火力と速さがないのにダイマックスしても仕方がないため、努力値配分はこれで正解だと思います。持ち物にはラムのみを採用していますが、トゲキッスというポケモンこのゆびとまれを使用する関係で頻繁に状態異常技が飛んでくるため、発動機会が多いからです。このゆびとまれを使用しない場合であってもトゲキッスミラーのあくびやオーロンゲのでんじは、バタフリーのねむりごな等がよく打たれるので、トゲキッスのラムのみは構築全体の安定性を高める上でもいい選択だと考えています。

ドラパルト @ じゃくてんほけん
特性: クリアボディ
努力値: A252 / D4 / S252
性格: ようき
- ドラゴンクロー
- ゴーストダイブ
- アクロバット
- まもる

 疲れたので省略。

ウインディ @ オボンのみ
特性: いかく
努力値: H252 / D4 / S252 
性格: おくびょう
- かえんほうしゃ
- しんそく
- バークアウト
- まもる

 以下同文。

ミロカロス @ いのちのたま
特性: かちき
努力値: H164 / C252 / S92
性格: ひかえめ
- だくりゅう
- ふぶき 
- マッドショット
- まもる

 ひかえめに言って強いです。マッドショットはダイマックス時にジュラルドンとの殴り合いで強くなれる優秀な技であり、非ダイマックス時にもS操作技として使えます。それはそうとして疲れたよパトラッシュ。

ドリュウズ @ とつげきチョッキ 
特性: かたやぶり
努力値: A252 / D4 / S252
性格: ようき
- アイアンヘッド
- 10まんばりき
- じしん
- いわなだれ

 省略。

バイバニラ @ きあいのたすき
特性: ゆきふらし
努力値: H4 / C252 / S252
性格: おくびょう
- ふぶき
- フリーズドライ 
- こおりのつぶて
- まもる

 略。

 

基本選出

 、

おわりに

 約三時間で三千文字オーバーの記事は無理がある。仮にやる気が出れば後日更新するかもしれませんが、やる気が出るかは分からないです。

 ↓ 追い詰められた僕は多分こうなる。

「世界の中心でアイを叫んだけもの」の画像検索結果

 

【WCS2019 ウルトラ】初手展開型ゼルネレック

f:id:RPGmaster:20190429213824p:plain

前書き

 この構築はShowdown及びWCSレート・PJCS2019予選で私が使用したものとなっております。それぞれの結果として、Showdownで最高2位(レート1700代前半)、WCSレートで最高10位(レート1800代前半)、PJCS2019予選で最高1807(そこから三連敗して最終175X?)となっており、それなりに完成度が高い構築が組めたという自負はありますが、結果には一歩及ばず非常に悔しい思いをしました。PJCS予選終了後は茫然として構築記事を書く意思を失っていたのですが、日本国内の対戦環境を動かすことに何かしらの貢献ができればと思い、この記事を執筆することを決意しました。

今回はQRチームPokePaste置いときます。

構築経緯1.このルールで最も強い伝説のポケモンが誰であるか

 このルールにおいて構築の軸とすべき伝説ポケモンが誰であるかを検討したところ、まず単体性能の高さでゼルネアス・メガレックウザウルトラネクロズマの三体が候補に挙がりました。過去のVGC2016ならばゲンシグラードンゲンシカイオーガも候補に挙がるところですが、このルールにおける両ポケモンは構築の軸を担えるほどの単体性能を有していないと私は判断しました。その理由の一つとして、新しく登場したウルトラネクロズマやメガの仕様変更で素早さ強化を得たメガレックウザにダメージレースで不利を被ることが挙げられます。ウルトラネクロズマの登場とメガレックウザの流行によりゲンシグラードンゲンシカイオーガのメインウェポンであった炎技と水技の通りが悪くなった上、逆にウルトラネクロズマメガレックウザの攻撃はゲンシグラードンゲンシカイオーガの二体とその取り巻きに対して非常によく通るため、相性的にも純粋な性能としてもゲンシグラードンゲンシカイオーガの二体は格落ちだと感じました。ゼルネアスはタイプ相性で言えばウルトラネクロズマメガレックウザの二体に対して有利であるものの、ウルトラネクロズマメガレックウザの二体はゼルネアスの上を取りつつ高い打点を与えることが可能であるため、性能的に言えばウルトラネクロズマメガレックウザの二体と互角だと判断しました。ルナアーライベルタルも環境次第では悪くないポケモンであるのですが、種族値的な強さはないため彼らに並ぶポケモンではないと私は思います。そうした経緯を経て、性能上ではゼルネアス・メガレックウザウルトラネクロズマの三体が強いという判断に至りました。

構築経緯2.f:id:RPGmaster:20190429214427p:plainゼルネアスの採用に至るまで

 まず、よほど噛み合わせが悪くない限りは純粋に性能が高い伝説ポケモン二体を組ませた構築が強いのだろうと思い、ゼルネアス・メガレックウザウルトラネクロズマのうち一体は軸として採用すべきだと判断しました。その考えに基づいて様々な組み合わせを検討した結果、伝説ポケモンのうち一体は強力な全体攻撃が使えるポケモンであるべきだという考えに至りました。これはこのゆびとまれを持つポケモンに対して強力な全体攻撃が使えない場合、多くの場合で後手に回ることになるためです。一般ポケモンの中では強力な全体攻撃ができる部類に入るジャラランガメガボーマンダでさえもこのネックを解消するには至らず、強力な全体攻撃ができるポケモンが限られていることもあり、それが可能なポケモンの中で最も信頼できる性能を持つゼルネアスの採用を決めました。なお、全体攻撃の威力や命中が不安定なゲンシグラードンゲンシカイオーガは役割遂行上採用を見送りました。

構築経緯3.f:id:RPGmaster:20190429214943p:plainメガレックウザの採用に至るまで

 そうした経緯で採用することを決めたゼルネアスと組ませるべきポケモンとして、まず挙がったのが単体性能の高い鉢巻メガレックウザ及びウルトラネクロズマでした。性能的には二体ともに素晴らしいのですが、軍配が上がったのは鉢巻メガレックウザでした。決め手の最も重要な要素は、展開速度の速さでした。ジオコントロールによって本格的に動けるようになるゼルネアスに対して鉢巻メガレックウザは場に出してすぐに高打点を出すことができますが、ウルトラネクロズマはZ技が使用可能になるまでに一ターンを要することもあり、ゼルネアスと組ませた場合に相手に隙を与えやすくなることが問題でした。また、伝説二体とも特殊型なのはバランスが悪く、ガオガエンゲンシグラードンに対して弱いこともあり、物理型のウルトラネクロズマはいまいち信用できませんでした。バークアウトの一貫性やエスパー技の通りの悪さなどの理由もありますが、様々な要素を多角的に考えた上でメガレックウザの方がゼルネアスの相方として適していると判断しました。

構築経緯4.その取り巻きの採用について

 このルールにおける取り巻きの四体は全て伝説ポケモン二体の補佐役であるべきだと考え、その考えに基づいてスムーズにf:id:RPGmaster:20161206204617p:plainガオガエンf:id:RPGmaster:20161206144103p:plainカプ・レヒレの採用が決まりました。補佐役に特化させるためにガオガエンには脱出ボタンを持たせており、相手の威嚇やガリョウテンセイなどで能力ランクが下がったメガレックウザから交代することで、即座に威嚇を入れつつ万全の状態でメガレックウザを再展開させられるようにしています。カプ・レヒレは状態異常の対策やサイコフィールドの対策ができる数少ないポケモンであり、同様の仕事が可能なカプ・コケコよりも耐久・耐性が優秀でした。また、素早さ実数値が最遅ゲンシグラードンゲンシカイオーガ-2である83となっており、トリックルーム下で上から熱湯や自然の怒りを入れるストッパーとして運用することも可能となっています。

 残りの二体の候補がゼルネレックミラーに強く単体性能も高いツンデツンデ、ゼルネレックで戦うには少し不安定な相手であるテテフに明確な有利が取れるテッカグヤトリックルームに対して強く伝説二体の補佐役が担えるモロバレル、ゼルネレックのメタ構築であるオーガナットゲンガーに強いサンダーの四体で長い期間迷いましたが、最終的にはf:id:RPGmaster:20190429221558p:plainツンデツンデf:id:RPGmaster:20190429221747p:plainサンダーの二体を採用しました。今でも諸説ある難題ですが、全員それなりに強いポケモンだと思います。ちなみにゼルネレックに入ることが多い霊獣ランドロスですが明らかに弱いと考えており、始めから候補にすら入っていませんでした。ごめんよ大本。

個別解説

f:id:RPGmaster:20190429214427p:plainゼルネアス@パワフルハーブ
特性: フェアリーオーラ
努力値: 228 HP / 140 Def / 12 SpA / 4 SpD / 124 Spe
性格: ひかえめ
- ムーンフォース
- マジカルシャイン
- ジオコントロール
- まもる

 何か特筆することがあるポケモンでもありませんが、一応解説すると、相手のカプ・コケコや鋼タイプを前に動きやすくなる耐久ベースの型を採用しています。また、素早さは耐久ゼルネアスの中では高い部類に入るであろうランク+1で最速130族抜きになる134より早い135としており、多少相手のゼルネアスの上を取りやすくしています。余談ですが、このルールのゼルネアスはジオコントロールを積むことよりも目先のドラゴンタイプを殴り倒していく方が重要だと考えています。ジオコントロールを積まれる前提でアドバンテージを取りに来るプレイヤーが多いので、積極的に殴りに行きましょう。

f:id:RPGmaster:20190429214943p:plainメガレックウザ@こだわりハチマキ
特性: デルタストリーム
努力値: 4 HP / 252 Atk / 252 Spe
性格: ようき
- ガリョウテンセイ
- しんそく
- かみくだく
- たきのぼり

 ウツロイドメガルカリオカミツルギなどに抜かれるのは確実に都合が悪いと判断しての陽気です。いじっぱりは相手視点で対策が立てやすいので、私はあまり好きではありません。技はガリョウテンセイと神速が確定として、残り二枠にルナアーラネクロズマに対して高打点を持てるかみくだくと、ゲンシグラードンウツロイドに対して立ち回りやすくなるたきのぼりを採用しました。脱出ガエンを採用したことによって後退からの再展開が容易になったため、基本選出として初手からゼルネレックを投げることも多々あり、これが初手展開型ゼルネレックというタイトルの由来になりました。

f:id:RPGmaster:20161206204617p:plainガオガエン@だっしゅつボタン
特性: いかく
努力値: 236 HP / 4 Atk / 4 Def / 236 SpD / 28 Spe
性格: しんちょう
- フレアドライブ 
- じごくづき
- けたぐり
- ねこだまし

 メガレックウザを立てることに特化した脱出ガエンです。デルタストリーム下ならばゲンシカイオーガの根源の波動を耐えて脱出ボタンを発動することもできるため、HD特化に近いメジャーな調整にしています。けたぐりはゼルネレックが苦手なツンデツンデディアルガに打ちます。じごくづきはDDラリアットと比べたときにBが下がったメガレックウザに入るぶん実用的だからそちらを採用すべきだと言われて採用したのですが、微妙にじごくづきの火力が足りないせいで負けた試合があったので、DDラリアットか、もしくははたきおとすを採用すべきだったと反省しています。とんぼがえりも優秀なのですが、道具で交代できることもあり今回は採用を見送りました。

f:id:RPGmaster:20161206144103p:plainカプ・レヒレ@ウイのみ
特性: ミストメイカ
努力値: 244 HP / 92 Def / 92 SpA / 76 SpD / 4 Spe
個体値 / 5 Spe
性格:なまいき
- ねっとう
- こごえるかぜ
- しぜんのいかり
- くろいきり

 トリルストッパーとしての性能を持つ、最遅ゲンシグラカイ抜かれ。この素早さはこちらがレヒレレックを並べている状態で相手のゲンシグラードンに天候を奪われたとき、脱出ガエンで天候を奪い返しつつ後手から確実にゲンシグラードンを沈めるのにも役立ちます。特攻は熱湯でHに振っただけのゲンシグラードンを落とせるように調整しています。素早さ実数値は努力値余りで調整できるので、いうほど素早さ個体値の厳選は面倒でもないです。

f:id:RPGmaster:20190429221558p:plainツンデツンデ@シュカのみ
特性: ビーストブースト
努力値: 244 HP / 108 Atk / 156 SpD
性格: なまいき
- ジャイロボール
- いわなだれ
- トリックルーム
- まもる

 ゼルネレックにツンデツンデを入れることがメジャーでなかった頃から入れており、周りからは強い強いとよく言われていたけれど、本当に強かったのかは個人的に疑問だったポケモン。だからといって抜くとあまり勝てなくなったので、おそらく相手視点では強いということだと思います。一時期ワイドガードやサイドチェンジを入れたりもしていましたが、変な負け筋を生みかねないので結局普通のまもるを採用しています。

f:id:RPGmaster:20190429221747p:plainサンダー@デンキZ
特性: プレッシャー
努力値: 252 SpA / 4 SpD / 252 Spe
性格: おくびょう
- 10まんボルト
- ねっぷう
- おいかぜ
- まもる

 当構築のMVPかつ戦犯。オーガレックやメガゲンガー、その取り巻きのナットレイヌケニンなどに対して強いのが優秀でした。ゲンガーを採用している構築に対しては初手でレックサンダーを並べて出すことが多いです。ゼルネレックの一般枠としては希少な特殊瞬間火力を出せるポケモンなので、なかなか使い勝手は良かったです。ちなみにデルタストリーム下では弱点が一つもなかったりします。彼を戦犯呼ばわりしているのは、この枠にモロバレルを採用した構築共有相手のLacquerさんが私より更に勝ってPJCSでレートを伸ばしているからです。一応補足するとサンダーは優秀なポケモンです。ウツロイドと同じく、これから採用数が増えるポケモンだと思います。

基本選出

対ゼルネレック・グラゼルネ・テテフなど:f:id:RPGmaster:20190429214943p:plainf:id:RPGmaster:20190429214427p:plainf:id:RPGmaster:20161206204617p:plainf:id:RPGmaster:20161206144103p:plainf:id:RPGmaster:20190429221558p:plainから二体

対オーガレック・ゲンガー:f:id:RPGmaster:20190429214943p:plainf:id:RPGmaster:20190429221747p:plainf:id:RPGmaster:20161206204617p:plainf:id:RPGmaster:20161206144103p:plainf:id:RPGmaster:20190429214427p:plainから二体

【VGC2018】マンダバドロスイッチ

はじめに

こんにちは、Meです。
現在謹慎中ですが構築記事だけ書きます。

JCS2018で使用し、20-6(+2試合無効)で最終最高レート1708でした。

構築経緯

JCSに備えて新たな構築を組む上で、まず私は現環境において非常に刺さっていると感じたバンバドロに目を付けました。特性でガオガエン猫騙しを無効化しつつ地面技でガオガエンの弱点を付ける点が優れており、種族値的なスペックの高さも申し分ありませんでした。
バンバドロの相方としてはトリックルームや手助けでサポートができるクレセリアを採用。

そして、クレセバドロというトリルコンビに組ませる基本選出の2体として欲しい
・高速アタッカー
・威嚇要員
・フィールド要員
・メガ枠
という複数の要素を満たす2体として、メガボーマンダとカプ・コケコを採用。
これで基本選出が完成しました。

残りの2体は
・水タイプに強い第二のトリルアタッカーとして黒い鉄球カミツルギ
・カプ・コケコやメガボーマンダより速いスカーフカプ・テテフ
を採用。

これで構築が一応完成しました。

個別解説

f:id:RPGmaster:20161206145612p:plainボーマンダボーマンダナイト
特性:いかく
努力値:H20 B4 C76 D212 S196
実数値:173-×-151-150-137-181
性格:おくびょう
- ハイパーボイス
- りゅうせいぐん
- かえんほうしゃ
- まもる

先発エースですが、構築段階で想定したようなコケコマンダの並びではなくクレセマンダの並びで出すことが多いです。
物理型はこの環境では死亡したも同然なので特殊型。
サイドチェンジを絡めながらメタグロスに火炎放射を撃ったり手助け+流星群でサンダーを落とすようなプレイングも時としては必要です。
守るを抜いてフルアタにしたり、追い風や吠えるのような変化技を入れてもよかったかもしれません。

f:id:RPGmaster:20161206135557p:plainカプ・コケコ@デンキZ
特性:エレキメイカ
努力値:C252 D4 S252
実数値:145-×-105-147-96-200
性格:おくびょう
- 10まんボルト
- マジカルシャイン
- ちょうはつ
- まもる

何の面白みもない時代遅れの型です。
後述するクレセリアにZクリスタルを持たせた関係で微妙でした。
自分で組んでおいてなんですが、エレキボールを搭載した眼鏡型で運用するべきだと思います。

f:id:RPGmaster:20161206143502p:plainカミツルギ@くろいてっきゅう
特性:ビーストブースト
努力値:H244 A12 D252
実数値:165-223-151-×-83-102
性格:ゆうかん
- リーフブレード
- スマートホーン
- せいなるつるぎ
- みきり

合理性を求めた末に生まれた、僕の集大成とも言えるトリルアタッカー型。
ポリゴン2よりも遅いカミツルギを誰が想像できましょうか?
トリル下の奇襲からビーストブーストを発動させていく様はなかなか痛快でした。

f:id:RPGmaster:20161206141141p:plainカプ・テテフこだわりスカーフ
特性:サイコメーカー
努力値:C252 D4 S252
実数値:145-×-95-182-136-161
性格:おくびょう
- サイコキネシス
- ムーンフォース
- マジカルシャイン
- シャドーボール

特筆することなし。
ゲンガエンの対処はバンバドロで十分なので別に要らないかもしれません。

f:id:RPGmaster:20180524170734p:plainクレセリアエスパーZ
特性:ふゆう
努力値:H252 B4 C252
実数値:227-×-141-139-150-81
性格:れいせい
- サイコキネシス
- てだすけ
- トリックルーム
- サイドチェンジ

はたきおとすを撃たれて道具がデメリットになるパターンが多いので、エスパーZ型が現環境で最も適していると思います。
シンプルに強力でした。

f:id:RPGmaster:20161206150506p:plainバンバドロとつげきチョッキ
特性:せいしんりょく
努力値:H196 A196 D116
実数値:200-187-120-×-120-55
性格:いじっぱり
- じしん
- いわなだれ
- ヘビーボンバー
- インファイト

この構築のMVP。
バンバドロの精神力は誰もマークしていなかったようですが、僕はサンムーン発売前から注目してました。
カビゴンとの素早さ関係をはっきりさせるため、最遅にはしていません。

選出

基本選出 

先発f:id:RPGmaster:20161206145612p:plainf:id:RPGmaster:20180524170734p:plain

後発f:id:RPGmaster:20161206150506p:plainf:id:RPGmaster:20161206143502p:plainorf:id:RPGmaster:20161206135557p:plain

対ゲンガー系

先発f:id:RPGmaster:20161206150506p:plainf:id:RPGmaster:20180524170734p:plain

後発f:id:RPGmaster:20161206145612p:plainf:id:RPGmaster:20161206143502p:plainf:id:RPGmaster:20161206141141p:plainから2体選択