Meはポケモンマスター

主にポケモンのWCSルールの考察記事をアップしていきます。

【VGC2017】ポケモンランク表 12月16日

私の考える現時点(12月16日)でのアローラダブルのポケモンランク表です。
あくまで個人の評価ですので、参考の一つ程度に考えてください。

ランク

ポケモン

S
f:id:RPGmaster:20161206135557p:plain f:id:RPGmaster:20161206135525p:plainf:id:RPGmaster:20161206143105p:plain
A+

f:id:RPGmaster:20161206142548p:plainf:id:RPGmaster:20161206141141p:plainf:id:RPGmaster:20161206141216p:plain

A

f:id:RPGmaster:20161206142338p:plainf:id:RPGmaster:20161206142759p:plainf:id:RPGmaster:20161206141239p:plainf:id:RPGmaster:20161206143502p:plainf:id:RPGmaster:20161206220739p:plainf:id:RPGmaster:20161206144401p:plainf:id:RPGmaster:20161214221921p:plain

B+

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B

f:id:RPGmaster:20161206143145p:plainf:id:RPGmaster:20161206201937p:plainf:id:RPGmaster:20161206143842p:plainf:id:RPGmaster:20161206145005p:plainf:id:RPGmaster:20161206210018p:plainf:id:RPGmaster:20161206200558p:plainf:id:RPGmaster:20161206204218p:plainf:id:RPGmaster:20161206144025p:plainf:id:RPGmaster:20161206145727p:plainf:id:RPGmaster:20161206204617p:plainf:id:RPGmaster:20161206214053p:plain

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Z

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S  最も警戒するべき強力なポケモン
A+ 多くのPTに入る特に強力なポケモン
A  多くのPTに入る強力なポケモン
B+ 特定の場面で強力なポケモン
B  B+よりも汎用性が狭いが強力なポケモン
Z  場合によってはSランクに匹敵するダークホース

【VGC2017】ロンドン国際大会考察

ロンドン国際大会の概要

12月9日から11日まで行われたロンドン国際大会。
WCS本戦を除けば初の国際大会であり、世界中のプレイヤーがこの大会のためにロンドンへ集結した。
世界のトッププレイヤーが集まったWCS本戦に迫るほどのハイレベルな大会だったため、私はこの大会の考察記事を執筆することにした。

ロンドン国際大会と実機・Showdown環境との差異

ロンドン国際大会の環境は実機・Showdownとの差異が見られた。
その差異をいくつかピックアップして解説する。

カプ・ブルルを軸にしたコントロール

通常カプ・ブルルはカプ・コケコやカプ・テテフと比較すると使用率が劣るポケモンであるが、この大会においてはそれらのポケモンに匹敵するほどの高い使用率を見せた。
この大会における代表的なカプ・ブルルを軸に据えた構築のメンバーは、前年度の世界王者であるWolfe Glick氏やTobias Koschitzki氏が使用した「カプ・ブルル、ボーマンダニョロトノジバコイル」である。
この4体についても個別に解説する。

f:id:RPGmaster:20161206143105p:plainカプ・ブルル

このコントロール構築の要であり、通常は回復手段のない味方ポケモンをグラスフィールドで回復させることができるポケモン
この自動回復により味方ポケモンが「みがわり」を頻繁に使うことを可能としている。
「みがわり」は相手の交代時にアドバンテージを取る、「まもる」を使用した後も相手の攻撃を受けることができるなど、非常に有効的な技である。
このコントロールに採用されて居るポケモンの殆どがみがわりを覚えている。
カプ・ブルル自身の性能も高く、「ウッドホーン」により攻撃と回復を両立させることができ、「やどりぎのタネ」により自身の交代時に味方ポケモンを回復させることも可能としている(特にグラスフィールドにより回復することができないボーマンダが受ける恩恵が大きい)。

f:id:RPGmaster:20161206145612p:plainボーマンダ

コントロール構築で重要となる「いかく」を持ったポケモン
ドラゴンZを持っており、通りの良いドラゴン技で相手を1体持っていくことができるようになっている。
りゅうせいぐん」は強力な技であるがC二段階低下のデメリットがあり、そのデメリットを打ち消すためには一度交代しなければならないようになっている。
しかしこの構築ならば元々交代を多用するため、そのデメリットを抑えることに成功している。

f:id:RPGmaster:20161206215042p:plainニョロトノ

特性「あめふらし」によりカプ・ブルルとジバコイルの弱点である炎技を半減させることができ、カプ・ブルルとボーマンダの弱点である氷技を受けることができるようになっているポケモン
同じ特性を持つペリッパーと比較すると採用率の低いポケモンだが、耐久が高く場持ちが良い点や「グラスフィールド」の恩恵を受けることができる点でコントロール構築においてはペリッパーよりも優れている。
「アンコール」を覚えており、これにより変化技を使ってきたテッカグヤなどのポケモンを置き物にしたり、初手から使って相手の行動を制限することにより今後のコントロールをしやすくするような使い方をすることができる。
「ほろびのうた」も覚えており、数的有利を取った時にこの技で相手2体を強引に倒したり、イーブイなどの積み技を使ってくるポケモンを退場させることができる。

f:id:RPGmaster:20161206215522p:plainジバコイル

厄介なテッカグヤを「じりょく」により交代を封じて倒すことができるポケモン
でんき/はがねタイプであるため、カプ系のポケモンにも強く出ることができる。
カプ・ブルルの「グラスフィールド」により弱点である「じしん」を半減させることができ、「グラスフィールド」の自動回復と自身が持つ「たべのこし」を合わせて2ターンに1度「みがわり」を貼れるようになっている。

トリトドンウインディ、テッカグヤ

この3体はロンドン大会の優勝者であるMiguel Marti de La Torre氏、準優勝者であるNico Davide Cognetta氏が共通して入れていたポケモンである。
トリトドンが「よびみず」でウインディを水技から守ることができ、テッカグヤが苦手な電気タイプに対してもトリトドンが強く出られるようになっている。
テッカグヤとウインディについては元々メジャーなポケモンであるため解説を省くが、元々マイナーだったトリトドンについて細かく解説しようと思う。

f:id:RPGmaster:20161206220739p:plainトリトドン

このポケモンが採用される理由は以下の2つによるところが大きい。
すなわち、
ガブリアス、カプ・コケコ、ギャラドス、ガラガラ、テッカグヤ、ポリゴン2といった従来のスタンダードパーティの面子に強いこと
ペリッパーゴルダックを採用した雨パに強いこと
である。
ガブリアスとガラガラは弱点を突いて倒すことができ、カプ・コケコとギャラドスにはタイプ相性と特性の関係上有利。ポリゴン2は「どくどく」のスリップダメージで倒すことができ、テッカグヤ相手には「じこさいせい」があるため短期間で突破されることがまずない。。
そして、ペリッパーゴルダック相手には特性の「よびみず」でメイン技である水技を吸収することができるため非常に強く出ることができる。

その他の増えたポケモン

PT単位でのポケモンではないが、他にも特筆すべきポケモンが居るためここに記載する。

f:id:RPGmaster:20161206143502p:plainカミツルギ

特別採用率が高いポケモンではなかったが、今大会のベスト8の内3人が使用している(カプ・コケコやアローラガラガラ等に匹敵する使用数)。
広い技範囲と優秀な耐性を持ち、カプ系やテッカグヤだけでなく今大会で増えたトリトドンギガイアスニョロトノにも強いため今後も期待できるポケモンだと考えられる。

f:id:RPGmaster:20161206203448p:plainギガイアス

ベスト8のうち2人が採用しており、その中には優勝者であるMiguel Marti de La Torre氏も含まれている。
両者ともカプ・コケコと一緒に採用しており、ウインディやアローラガラガラなどの炎タイプ、他天候のメタとして採用しているものと思われる。
ガブリアスと同時採用することによって通称「砂ガブ」を生み出すこともできるようになっている。

f:id:RPGmaster:20161206142548p:plainポリゴン2

採用率がぶっちぎりで高いポケモンで、今大会のベスト8のうち4人が採用していた。
このポケモンへのメタとして「どくどく」を持ったポケモンが大量発生しており、このポケモン自身も「どくどく」を採用した型が多く見られた。

トリックルームパーティ

今大会において、純粋なトリックルームパーティが目撃されることはほとんどなかった。
これは対策が進み、天候も多様化し、トリルアタッカーであるコータスが非常に動きづらくなったためである。
また、トリックルーム下で動かせる高種族値ポケモンが少なく、構築が持つ力においても他の構築に劣るからだと考えられる。

 

考察は以上です。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

【VGC2017】No.051 アローラベトベトン

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アローラベトベトンの基本情報

ポケモンHP攻撃防御特攻特防素早さ合計
ベトベトンR 105 105 75 65 100 50

500

タイプ:どく/あく
体重:52.0kg(くさむすび」、「けたぐり」の威力80
特性1どくしゅ
相手に直接攻撃をすると、30%の確率で相手を『どく』状態にする。
特性2くいしんぼう
通常より早く、HPが最大HPの半分以下になると『きのみ』を使う。
隠れ特性かがくのちから
味方のポケモンが『ひんし』状態になった時、自分の特性がそのポケモンと同じ特性になる。

アローラ地方で姿を変えたベトベトン。毒/悪という弱点が一つしか存在しない優秀な耐性と高水準の耐久を持っており、攻撃面でも通りが良い優秀なタイプを持っているため非常に強力。また、「はたきおとす」という技を持っているため、仮に大きなダメージを与えることができなくても相手に負担をかけることができるようになっている。

アローラベトベトンの持ち物候補は「フィラのみ」、「たべのこし」など

特性考察

どくしゅ
ベトベトンのメインウェポンである「どくづき」と合わせると51%の確率で相手を毒状態にすることができる。

くいしんぼう
発動条件が厳しいが強力なフィラのみを安定して発動させることができる。

かがくのちから
ドーブルの「ムラっけ」をコピーして要塞化したり「ビーストブースト」をコピーして火力を上げるなど、使い方は多様である。

持ち物考察

フィラのみ
特性が『くいしんぼう』の時の候補。HPを1/2回復することができる強力な持ち物。

たべのこし
恒久的に回復することが出来るため、場に居座るならこちらの方が向いている。

技考察

どくづき
カプ系ポケモンに強い安定したメインウェポン

ダストシュート
威力こそ高いもののベトベトンの持つ安定性を捨てることになる。

はたきおとす
威力65*1.5で道具を無力化することができる強力な技。

かげうち
先制技。

クリアスモッグ
イーブイポリゴンZなどの積んでくるポケモンの能力をリセットすることができる。

ちいさくなる
要塞構築で採用する積み技。必中技が多い環境のため少々肩身が狭いか。

のろい
火力と耐久を同時に上げることができる積み技。

ちょうはつ
トリックルーム対策など。

型サンプル

通常型
ベトベトンR@フィラのみ
技:どくづき/はたきおとす/かげうち/まもる 特性:くいしんぼう
実数値:212-172-96-*-120-70 努力値:H252 A252 B4

スタンダードな型のベトベトン

相性がいいポケモン

カプ・ブルル
ベトベトンの弱点である「じしん」をグラスフィールドで半減させ、更に自力で回復する手段のないベトベトンを回復させることができる。

ボーマンダ
『いかく』でアローラベトベトンの物理耐久を引き上げることや、ベトベトンの弱点である地面技を無効にすることができる。